1995-05-19 ArtNo.1643
◆C&Wの移動体電話事業再編で<星>プロジェクトにも恩恵
【シンガポール】ケーブル&ワイアレスPlc(C&W)は全世界で手掛ける27件の移動体電話事業を再編し、最先端の技術的成果を相互にシェアできるシステムの構築を図っており、同社の28番目の移動体電話合弁事業のモービルワンもその恩恵を受けられる見通しだ。
C&Wのロード・ヤング会長によると、シンガポールにおけるセル式電話とページング・サービスの営業免許を来週与えられるモービルワンに同社は香港拠点のグレート・イースタン・テレコミュニケーションズを通じて出資している。移動体電話事業は技術面でも、マーケッティング面でも千変万化の変貌をとげており、C&Wはこうしたノーハウを全てシンガポール事業に注入することができる。一般にこの種のプロジェクトが採算ベースに乗るには4~5年を要し、シンガポールにおいても大差はないものと見られる。目下中国における移動体電話ネットワークの構築に参画中の同社は、インドネシアにおける関係入札に応募、またベトナムにおける市場開拓の機会も探っていると言う。(BT:5/18)
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