1998-09-08 ArtNo.16412
◆<印度>金融機関、アフロ・エーシアン衛星通信事業に観望姿勢
【ニューデリー】金融機関らは、メディア・バロン、Subhash Chandra氏の野心的な総コスト10億米ドル、アフロ・エーシアン・サテライト・コミュニケーション(ASCOM)事業に観望姿勢を採っている。
同プロジェクトは金融機関から約2000クローの調達を予定しているが、金融機関筋によると、国内金融機関は複雑な衛星通信事業に不慣れで、また国防省や外国投資局(FIPB)の対応も見た上で、態度を決めても遅くないと見ている。
また別の筋は、「少なくとも現在の時点で、この種のプロジェクトのリスクを負うのは賢明ではない。衛星通信技術を用いること自体にも疑問がある」と指摘した。
西アフリカ海岸から東南アジア全域をカバーする当該プロジェクトは今年稼働するはずだったが、出資者の交替等で遅延しており、また国軍と同じ周波数帯を用いることにも疑問が呈されている。(IE:9/7)
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