1998-09-08 ArtNo.16408
◆<馬>チタン・グループM$30億拡張計画、来年年央に完成
【パシル・グダン】ジョホール州パシル・グダンでチタン・グループが進める30億Mドルの拡張計画は来年半ばに完成する。
約18カ月前にスタートした拡張計画には、以下の諸プロジェクトが含まれる。
1)第2ナフサ分解装置建設。これによりエチレンの年産能力は現在の23万メートル・トンから56万メートル・トンに、ポリエチレンのそれは11万5000トンから28万トンに、それぞれ拡大される。
2)年産20万メートル・トンの低密度ポリエチレン(LDPE)プラント建設。
3)既存ポリエチレン・プラントの拡張、LDPE/HDPE(高密度ポリエチレン)の合計年産能力を20万メートル・トンから30万メートル・トンに拡大する。
4)芳香族プラント。ナフサ分解装置から得られたパイロリシス・ガソリンを原料に年間11万メートル・トンのベンゼンと同6万メートル・トンのトルエンを生産する。
5)ポリプロピレンの年間製造能力を13万トンから30万トンに拡大する。
6)排ガス利用発電施設2基を建設。
これらの内、LDPE/HDPEプラント、発電施設1基はタンジュン・ランサ工業区の新コンプレックスに、第2ナフサ分解装置/芳香族プラント/第2ポリプロピレン・プラント/発電施設1基は、パシル・グダンの既存コンプレックスに、それぞれ設けられる。両コンプレックスは10キロの原料供給用パイプラインでリンクされる。
目下860にを雇用しているチタン・グループは同拡張工事の完成に伴い400人を追加雇用する。(NST:9/7)
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