1998-09-07 ArtNo.16396
◆<印度>ムカンド、業況不振に関わらず特殊鋼製造能力倍増
【ニューデリー】インド鉄鋼産業を襲ったリセッションにも関わらず、Mukand Ltdはカルナタカ州Hospetの新プラントを先月稼働させ、特殊鋼と合金鋼の年産能力を20万トンから40万トンに拡大した。
Niraj Bajaj重役(MD)によると、総コスト500クローのHospet工場は、カルヤニ・グループとの58:42の合弁で、年産能力は30万トン。内17万トンはムカンドが、残りはカルヤニ・グループが引き取る。高付加価値鉄鋼プロジェクトの経済性が見込める最低の規模は年産30万トンで、このことがカルヤニと提携した主因。
高付加価値鋼材のリーダー、ムカンドはマハラシュトラ州Belapurにも工場を有し、1997/98年度営業額は900クロー、税引き利益は10クローだった。
特殊鋼や合金鋼のトン当たり価格は1万7000~3万ルピーで、比較的高いマージンが見込める。同社としては現在はハイエンド部門に集中しているが、ハイエンド部門の競争が過熱すれば、ローエンド市場への進出も考えると言う。(ET:9/5)
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