1998-09-07 ArtNo.16392
◆<馬>UMNO青年部分裂
【クアラルンプル】アンワル前副首相が党籍を剥奪されたのを受けて、クアラルンプル連邦直轄地、スラゴール州、トレンガヌ州、マラッカ州、クダ州の与党統一マレー国民組織(UMNO)青年部が、アンワル氏の党籍剥奪を支持する立場を表明、同時にアハマド・ザヒド・ハミディ青年部長に態度を明確にするよう要求した。
今年のUMNO代表大会で、党内の閨閥主義批判を行たザヒド氏は、木曜の最高評議会では、他の幹部同様アンワル氏の党籍剥奪を支持したもようだが、その後もアンワル氏の自宅に頻々と姿を現し、個人的な支援姿勢を見せている。ペナン、ヌグリスンビラン、パハン、ジョホール、プルリス、クランタン、ペラ、サバ等の州のUMNO青年部は未だ態度を明らかにしていない。
しかし、UMNO国会議員52人は4日、全員マハティール首相の決定を支持する立場を表明した。
アンワル氏は6日、支持者らを前に「譬え自分が改革のために犠牲になっても、1000人、1000万人の同志が、後に続くだろう」と述べるとともに、同氏に対して酷薄な批評を行った内閣の元同僚らに対して、「自分は君たちのことを決して忘れないだろう」と警告した。
アンワル氏によると、同氏を今日の苦境に陥れたUMNO最高評議会の2人のメンバーとは、ダイム・ザイヌディン総理府相(特別任務担当)とムガ・ジュニド国内取引消費者事務相と言う。しかし両氏ともこれを否定している。(ST,BT,LZ:9/7)
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