1995-05-18 ArtNo.1638
◆<印尼・泰・比>テレコム、バタム島に衛星移動体通信地上基地
【ジャカルタ】インドネシアのPTパシフィック・サテライト・ヌサントラ(PSN)、タイのジャスミン・インターナショナル、フィリピン・ロング・ディスタンス・テレフォン(PLDT)から成るコンソーシアム“アジア・セルラー・システム(ACeS)”はバタム島に地上基地を設け、1998年までにアジア太平洋地域を対象とした衛星移動体通信サービスに乗り出す。
コンパス及びビスニス・インドネシアが報じるところによれば、コンソーシアムはロッキード・マーチン・マリエッタに通信衛星ガルーダ1号の製作を依頼した。米国ヒューズ社ではなくマーチン社を選択した理由としては、前者の衛星開発コストが9億米ドルで有るのに対して、後者のそれは6億米ドルに過ぎない上、通信処理能力も200万~500万人と前者のそれを上回り、通信可能領域は双方ほぼ等しいことを上げている。しかし今後の交渉次第ではなおヒューズ社に発注される可能性も残されていると言う。(ST,BT,LZ,NST:5/17)
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