1998-09-05 ArtNo.16378
◆<馬>中央銀行、3カ月もの銀行同業間介入金利を8%に引き下げ
【クアラルンプル】中央銀行は3カ月もの銀行同業間介入金利を9.5%から8%に一層引き下げた。
中央銀行が3日発表したところによれば、これに伴い商業銀行と金融会社の基準貸出金利(BLR)上限は各9.06%と10.76%になる見通しだ。
最近発表された一連の措置により、国内経済及び金融政策に、より大きな柔軟性を持たせることが可能になった。国内経済の回復を優先する上から金融政策は今後一層緩められる。どこまで緩めるかは、中期的なインフレ見通しと預金者に引き続き現実的な利子収入を保証すると言う立場に立って決定される。
7月に発表された銀行界の新流動性基準は、発効以来既に2カ月になるが、既存の流動資産比率(LAR)は段階的に一層引き下げられる。商業銀行のLARは9月16日より、現在の適格債務の17%から15%に下方修正される。しかしながら金融会社とマーチャント・バンクのLARは未発行譲渡可能預金商品(NID)の10%、発行済みNIDの12.5%に維持される。(STAR:9/4)
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