1998-09-05 ArtNo.16376
◆<馬>アンワル氏、政治改革目指し全国遊説
【クアラルンプル】マレーシアの副首相兼蔵相を罷免され、副総裁を務めていた与党統一マレー国民組織(UMNO)の党籍も剥奪されたアンワル・イブラヒム氏は4日、政治改革を目指し全国を遊説する方針を明らかにした。
この日モスクでの祈祷を終えた後、2000人余りの聴衆を前に演説したアンワル氏は、政治改革の目的を達成する上から野党やその他のあらゆる組織と協力する考えを明らかにしたが、記者のインタビューに対して新党を組織するか、既存の野党に加わるかはまだ方針を決めていないと語った。
それによると同氏は今直ぐにも逮捕される可能性が有り、逮捕者の数は数百人にのぼる恐れもある。このため全国遊説計画は早急に実行すると言う。
多数の支持者はアンワル氏の住宅の周囲にテントを張り、起居を共にする構えで、一部の者は既にインターネットを通じて世界の同調者を募る計画に着手していると言う。(ST,BT,LZ:9/5)
|
|