1995-05-18 ArtNo.1636
◆<馬>フェデラル・パワー、ワンストップ・サプライヤー目指す
【シャー・アラム】最近フィンランドのENSTOグループと、架空線や電化鉄道備品の総代理及びディストリビューター契約に調印した電線製造/流通会社、フェデラル・パワーSdn Bhd(FPSB)は、マレーシアでこれらの製品の製造を手掛けることを計画している。
FPSBのミスロン・ユソフ重役(MD)が16日に催されたGEC(M)Sdn Bhdに対する33KV(キロボルト)クロス・リンクト・ポリエチレン(XLPE)送電線2.45kmの引渡式の席で語ったところによれば、当初はマニュアル方式により製造を開始、その後自動化機器を導入する計画で、投資額は1000万Mドル前後と見積もられている。同社は高品質のケーブル・アクセサリーの調達困難に直面する顧客の需要に応じるため、総合的なケーブル・システムの供給を手掛ける方針を決めた。 一方、XLPEケーブルはシェルのポート・ディクソンにおける補助電力供給システムの改良工事に使用される。FPSBは目下、低/中電圧のXLPEを製造しているが、高電圧XLPEの製造を手掛ける可能性も検討している。この種のケーブルはこれまで輸入に依存してきたが、同社は今後他社も国内で調達するようになるものと期待している。FPSBにはプルモダラン・ナシオナルBhdが51%、FCWインダストリーズSdn Bhdが30%、フジクラが10%、電力会社トゥナガ・ナシオナルBhdが9%、それぞれ出資している。(NST,MBT,STAR:5/17)
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