1998-09-02 ArtNo.16334
◆<馬>KLSE、シンガポール店頭市場での取引否認
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)は月曜(8/31)、KLSE上場銘柄は9月1日よりKLSEもしくはKLSEが承認した取引所でのみ取引できると発表した。
KLSEのモハド・アズラン・ハシム会長がこの日記者会見したところによれば、KLSEは、シンガポールの店頭市場、セントラル・リミット・オーダー・ブック(CLOB)を認めていない。目下、KLSE上場企業中112銘柄がCLOBで取引されている。CLOBはスクリップを使用しているが、KLSEはスクリップを用いていない。KLSEは、KLSE上場銘柄のスクリップを依然として所有している株主に対して、これらのスクリップをマレーシア中央預託機関(MCD)に預託するよう働きかける。MCDは中央預託システム(CDS)を管理している。
証券会社は、KLSEが認めていない取引所における証券もしくは金利の取引を補完すると信じられる取引を仲介することはできない。
目下、74%のマレーシア株がCDSに預託され、残りの26%が個人、法人、外国人により所有されているが、同比率を100%に高めることが目指されている。これにより市場の透明度が増すと言う。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:9/1)
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