1998-09-01 ArtNo.16323
◆<印度>ダイハツも、MULの小型車市場独占に挑戦?
【東京】トヨタ傘下のダイハツはブームのインド小型乗用車市場への進出を検討している。
トヨタ幹部が先週末語ったところによると、それ自身の小型車を有せぬトヨタはダイハツのノーハウと経験を用いてインドを含むアジア自動車市場における地歩強化を図る。
トヨタは目下キルロスカと70:30の合弁で8人乗り多目的車の製造計画を進めており、同モデルは今世紀末にインド市場に投入される。
インドの小型乗用車市場はインド政府とスズキの対等出資合弁に成るMaruti Udyog Ltd(MUL)が84%のシェアを握り、事実上市場を独占している。
しかし今年9月末には韓国の現代自動車がSantroを、10月には同じく韓国の大宇がMatizを、そして11月には地元のTelcoがコード・ネーム“Mint”をそれぞれ、市場に投入、MULの支配に挑戦する。
こうした中でMUL幹部は先週浜松のスズキ本社で2ラウンドの会議を催し、インド市場に投入する新モデルを協議したが、同社幹部は会議の内容に関して堅く口を閉ざしている。(IE:8/31)
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