1998-09-01 ArtNo.16322
◆<印度>エスコーツ・ヤマハ、ヒーロー・ホンダに挑戦
【ニューデリー】エスコーツ・ヤマハLtd(EYML)は、インド・モーターサイクル市場におけるヒーロー・ホンダのトップの座に挑戦する。
EYMLのケント・ミナミ取締役(マーケッティング)は、新モデルYBX125バイクの発表会の席上、同社は既にエコノミー、ユーティリティー等全てのカテゴリーにプレゼンスを築いており、パフォーマンスの面でもトップの座を狙う準備が整ったと語った。
またEYMLのBharat Caprihan重役(ED)によると、同社の国内市場シェアは現在の22%から2000年には35%に拡大する見通しだ。
EYML初の4ストローク・モデル、YBX125は11馬力、リッター75キロの走行が可能で、デリーにおける市販価格は4万4000ルピー。新モデルはウッタラプラデシュ州Surajpurに150クローを投じて設けた新工場で生産され、同工場の年産能力は20万台。YBX125は初年度に2万5000台、次年度は7万5000台製造される。
同社は今年2万5000台を輸出し、昨年の85クローを上回る100クローの輸出売り上げ達成を目指している。今年通年の販売目標は昨年比40%増の25万台だが、年初4カ月の成長率は28%。
EYMLは証券市場の低迷から公募計画を見合わせ、インダストリアル・デベロプメント・バンク・オブ・インディア他12銀行から198クローを借り入れた他、日本のヤマハとも資金調達問題を協議している。これらの資金は525クローの拡張計画に充当されると言う。(ET:8/31)
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