|
1995-05-18 ArtNo.1632
◆＜馬＞サプラ、先頭切ってＰＣＮテスト・サービス開始
【クアラルンプル】サプラ・ホールディングズSdn Bhd子会社のサプラ・デジタルSdn Bhdは16日、他社に先駆けてＰＣＮ(ﾊﾟｰｿﾅﾙ･ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝｽﾞ･ﾈｯﾄﾜｰｸ)のパイロット・サービスを開始した。
レオ・モギー エネルギー郵政通信相の立ち合いの下にこの日催された記念式典で、シャリル・シャムスディン重役(MD)が明らかにしたところによれば、Ａｄａｍ(ｱﾄﾞﾊﾞﾝｽﾄ･ﾃﾞｼﾞﾀﾙ･ｱｸｾｽ･ﾌｫｰ･ﾓｰﾋﾞﾙ･ﾃﾚｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝｽﾞ)と命名された同社のＰＣＮシステムの商業サービスは4～6週間以内に開始される。クラン・バリーのメイン交換システムは既に稼働、来週はジョホール州、1カ月後にはペナン州の交換システムも稼働し、今年末までに半島マレーシア全体にサービスが拡大される。テスト・サービスには目下200人が参加しているが、更に1日平均150人が追加され、営業開始直後に8万人、96年末までに15万人の契約者獲得が目指される。マレーシア国内のセル式電話の加入者は今年末までに120万人、2000年には250万人に達する見通しで、同社としては18％のシェア獲得を目標としている。既にＰＣＮシステムに4億Ｍドルを投資した同社は向こう5年間に合計12億Ｍドルを投じる計画で、一般の電話やＦＡＸサービスの他、カラーＦＡＸサービスや情報の暗号化を通じた保安機能の導入も計画していると言う。競争者のムティアラ・テレコミュニケーションズやマレーシアン・リソーシズ・コーポレーションBhd傘下のＥｍａｒｔｅｌも向こう数週間以内にＰＣＮサービスを開始する見通しで、アナリストは最初に全国網を構築したものが、優位に立つものと予想している。(NST,STAR,ST:5/17)
|