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1998-09-01 ArtNo.16317
◆<馬>NEAC、副首相の第一線離脱説否定
【クアラルンプル】国家経済行動委員会(NEAC)は先週末声明を発表し、香港の英字誌アジアウィーク8月28日号に掲載された「誰かマレーシアを救えるか」と題するカバー・ストーリーに反論するとともに、アンワル副首相が経済運営の第一線から退いたとの説を否定した。
アジアウィーク最新号は、3つのマレーシア国旗を掲げ大海を漂白する救命具の図柄を表紙に掲げるとともに、時代の変化を受け入れず、アンワル副首相や国際通貨基金(IMF)の勧告にも逆らい、金融規制を緩めたダト・スリ・ドクター・マハティールはマレーシアを救えるのかと疑問を提起している。
これに対してNEACは、マレーシアは、経済危機打開の独自の青写真を有する唯一の国であり、しかも危機を打開する最良の機会を掌握していると反論した。それによると、ナショナル・エコノミック・リカバリー・プランは国内経済の弱点を認め、総合的且つ現実的な断固たる措置を提案しており、マレーシアが現実や時代の変化を受け入れることを拒んでいるとか、マハティール首相が経済問題の解決よりも政権維持に腐心していると非難される謂われはない。こうした非難はマレーシアがIMFの勧告を受け入れなかったために、なされたものと見られるが、その実、金利引き下げ、IMF勧告の放擲、通貨投機批判等のマレーシアの立場を支持する世界の声は益々高まっていると言う。
NEACの声明はまた、アンワル副首相が経済危機救済の第一線から離脱したとの説を否定、正副首相とダイム総理府相は毎週の定例閣議以外にも、毎日会談し、危機克服の方策を協議していると述べている。(ST,LZ:8/31)
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