1998-08-29 ArtNo.16290
◆<馬>年初7カ月の製造業投資471件M$151.5億
【クアラルンプル】通産省は今年初7カ月に471件、合計151億5000万Mドルの製造業投資プロジェクトを認可した。
ラフィダ通産相が27日催されたNECホーム・エレクトロニクス(M)Sdn Bhdの国際調達センター開所式の席上語ったところによれば、この内93億9000万Mドルは地元資本、57億6000万Mドルは外国資本で占められた。これにより4万9700人分の就業機会が創出される見通しで、1人当たりの投資額は30万4614Mドルとなる。1億Mドル以上の投資プロジェクトは26件で、その総額は109億4400万Mドルと、全体の72.2%を占めた。
国別に見ると米国が24件25億1500万Mドル、日本が70件13億7000万Mドル、台湾が33件5億8300万Mドル、シンガポールが81件3億8560万Mドル、スイスが6件1億3200万Mドルと続く。
471件中240件が新規プロジェクトで、残りの231件は拡張/多角化プロジェクトとなっている。471件中、投資奨励措置の適応を受けたものは123件にとどまり、この点からも大部分の投資家は、投資優遇措置を目当てにマレーシアを選んだのではないことが窺える。
業種別に見ると、電気/電子関連プロジェクト104件、運輸機器関連プロジェクト34件、化学プロジェクト28件、基礎金属プロジェクト22件、石油/石油化学プロジェクト9件と続き、471件中113件は製品の80%を輸出する輸出志向プロジェクトに属する。同数字は、マレーシアが優良な輸出基地と見なされていることを示している。
通産省は以上の製造業プロジェクト以外に、34件、合計8億2470万Mドルのバジェット・ホテル・プロジェクト、10件3420万Mドルの農業プロジェクト、20件合計1700万Mドルの中小企業プロジェクトを承認したと言う。(STAR,MBT,NST:8/28)
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