1998-08-27 ArtNo.16262
◆<印度>カルヤニ・ブレーク、トラクター/モターサイクルに注目
【プーナ】Kalyani Brakes Ltd(KBL)は国内自動車市場が低迷する中で、トラクター及びモーターサイクル部門にブレーキ・システムを納入する可能性を研究するとともに、輸出を含め新市場開拓に努めている。
BNカルヤニ会長が25日催されたKBLの年次総会後語ったところによると、カルヤニ・スチールズLtdとドイツのロバート・ボッシュ、日本のナブコがそれぞれ26.7%出資する同社は、1999年3月までの完成を目処にハリヤナ州グルガオン近郊Manesarに第3工場を建設する。工事は来週着工され、新工場は隣接するMaruti Udyog Ltd(MUL)工場にホイールを納入する。KBLは同工場を通じてMULにジャスト・イン・タイムのサービスを提供するとともに、MULに対する納入率を現在の56%からさらに高める計画だ。
KBLの1997/98年度売り上げは124.46クローで、創業以来初めて1.44クローの純益を実現した。同社は今年度も同レベルの業績を維持できるものと見ている。今年度の資本支出は7.5クローで、内2.5クローがグルガオン工場の建設に当てられると言う。(IE:8/26)
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