1998-08-27 ArtNo.16258
◆<馬>一部のIPPは電力供給契約再交渉に消極:TNB会長
【クアラルンプル】電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)は目下、独立電力供給業者(IPP)と電力購入契約(PPA)の再交渉を進めているが、一部のIPPは消極的姿勢を見せている。
TNBのアハマド・タジュディン・アリ会長によると、IPPと締結したPPAの条件は一様でないことから、再交渉は1社ごとに進められている。TNBは財務状況の改善を目指し、最大90日の支払い延期や電力料の引き下げを求めている。TNBは契約を遵守しない訳ではなく、妥当な電力料率への調整を求めているだけと言う。
既存PPAの下、TNBは毎年IPPに34億Mドルの電力料を支払わねばならないが、信用格付け会社ムーディー傘下のインベスター・サービス・インクは最近、TNBのIPPへの支払いが困難に陥る恐れがあると警鐘した。こうした中でTNB株は1年前に比べ73%も値下がりしている。(NST,MBT,STAR,ST,BT:8/26)
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