1995-05-18 ArtNo.1625
◆<星>製造/サービス業界、向こう6カ月の業況を楽観
【シンガポール】通産省が、今年4月から9月の景気動向に関して各業界の見通しを調査したところ、製造/サービス業はおおむね楽観的見通しを抱いていることが明きらかになった。
製造企業の52%は向こう6カ月の業況が不変と観測、改善を予想した者は40%、悪化を予想した者は8%だった。改善を予想した者と悪化を予想した者の差は32ポイントで、昨年の33ポイントとほぼ同水準となっている。大多数の製造企業が第2四半期に生産高と受注が上向くと予想する一方、販売価格は引き続き下降するとの見方を示した。サービス産業については、ホテル業界で16ポイント楽観派が悲観派を上回り、卸売業ではその差が17ポイントだった。これに対して小売とレストラン業は全般に悲観的だった。金融サービス業では金融会社の楽観派が悲観派を63ポイントも上回ったのに対し、証券会社でその差が17ポイントだった。 同報告書は、日本の景気回復と米国の経済成長の見通しが不透明な点に警戒する必要が有ると指摘している。(ST,BT,LZ:5/17)
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