1998-08-26 ArtNo.16247
◆<印度>JVSL、ビジャヤナガール・ミネラル持分売却断念
【バンガロール】ジンダル・ビジャヤナガール・スチールLtd(JVSL)はマイソール・ミネラルズLtdとの70:30の合弁会社ビジャヤナガール・ミネラルズPvt Ltd(VMPL)の26%の持分をサード・パーティーに売却する計画を断念した。
JVSLのSKグピタ副会長によると、同社はオーストラリアのBHPやCRA-RTZ、カナダのMet-Chemに働きかけたが、米国の経済制裁の影響もあってか、いずれの企業も積極的姿勢を見せなかった。
このためJVSLは、持分売却を断念、合弁会社に新たに6クローを追加投資する方針を決めた。VMPLは、Bellary-Hospetarea地区Kumaraswamy鉱山及びThimmappanagudi鉱山の開発を手がけており、フル操業時には年間500万トンの鉄鉱石を生産することになる。
一方、JVSLはカルナタカ州で進める総合製鉄事業のコストを4138クローから4968クローに830クロー上方修正した。これは通貨相場の変動、運転資金のマージン・マネーの上昇、一部の機械設備の見積もりの誤り等に伴うもの。同社はまた授権資本を現在の1500クローから2000クローに拡大する方針を決めた。(IE:8/25)
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