1998-08-26 ArtNo.16245
◆<印度>中核産業領域における公共支出拡大準備:蔵相顧問
【ニューデリー】インド政府は中核産業領域における公共支出を拡大する計画で、取り分け道路やペンディングされている少なからぬインフラ・プロジェクトが加速される。
ヤシュワント・シンハ蔵相の経済顧問を務めるモハン・グルスワミ氏によると、大蔵省が目下立案中の部門別のイニシアチブは9月末までに完成する。この種のパッケージは投資の呼び水になるはずである。
公共部門支出の拡大には、鉄道、発電領域も含まれ、これにより鋼材やセメントの需要が拡大する。こうした点では州政府もその責任を全うし、インフラストラクチャー領域における牽引役や他の領域における触媒を務めねばならない。
リセッションは底入れし、国内経済の復調の兆しも間もなく目にされるものと見られるが、外部から生じた陰影は、確実に処理されねばならない。
政府は政府系企業の民営化を引き続き推進し、この種の企業に対する官僚支配は排除される。
また長期にわたり政府の保護を受けてきた国内産業は自立し、中核ビジネスを再構築し、拡張せねばならない。しかし向こう5年間は過渡期の措置として政府は依然として国内企業を保護する。国内企業は家族経営、クロニズムから脱却し、タイ等の二の舞を回避せねばならないと言う。(THBL:8/25)
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