【ペナン】デル・コンピューター・コープはアジアにおける事業の成長を維持する狙いから今年はマレーシアにおけるスタッフを250人増員する。
Mort Topfer副会長によると、ペナンに設けられたアジア・パシフィック・コンシュマー・センター(APCC)は中国を除く域内49ヵ国の顧客にカスタム・メードのPC(パソコン)を供給している。今年、世界のPC出荷台数は9%の下降が予想されているにも関わらず、デルの4月2日締め四半期の世界売上は54%増の43億3000万米ドル、純益は62%増の3億4600万米ドルをマークした。アジア地域の売上は2億8000万米ドルと34%の増加を見た。PC世界販売で同社はコンパックに次ぎ2位に付けているが、アジア太平洋地域売上は7位にとどまり、同社世界売り上げの9%を占めるに過ぎない。
中国では、廈門のカスタマー・センターが出荷を開始、北京、上海、広州、廈門を含む主要9都市における直販も開始された。他の地域では依然としてディストリビューターを通じた販売が行われている。中国のPC市場は年率28.5%の成長を遂げ、2002年には1060万台に達する見通しと言う。(STAR:8/25)