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1995-05-18 ArtNo.1624
◆＜星＞第１四半期経済成長、７．２％に鈍化：通産省
【シンガポール】シンガポールの今年第1四半期の経済成長率は、過去2年来の2桁成長から7.2％に鈍化、昨年第4四半期の8.3％も下回った。
第1四半期の成長率はアナリストらの予想を裏切るものとなったが、通産省は7.5～8.5％の年間成長見通しに影響を及ぼすことはないとしている。同省によれば第1四半期の成長鈍化には、石油および製薬業の設備補修のための操業休止や建設業の資材不足など、一時的あるいは個別的な要因が影響している。同期の部門別成長率は、製造業が7.3％（昨年第4四半期は12％）、建設業は6.9％（同16.5％）、運輸通信業は9.7％（同11.2％）など軒並み減速、成長率を高めたのは、金融・専門サービス業の5.6％（同1.4％）と商業の9％（同8.4％）にとどまった。通産省は、今後数四半期、成長率が回復すると予想する一方、2桁成長を遂げた過去2年間のペースは期待できないと述べ、シンガポール経済は安定成長期に入ったとしている。(ST,BT,LZ:5/17)
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