1998-08-24 ArtNo.16212
◆<馬>CPT、今年はブラウン管売上M$15億突破予想
【シャー・アラム】台湾企業大同(Tatung)とマレーシア企業カントリー・ハイツ・ホールディングズBhdの合弁に成るブラウン管メーカーChunghwa Picture Tubes Ltdの完全出資子会社Chunghwa Picture Tubes(Malaysia)Sdn Bhd(CPT)は、域内経済危機にも関わらず、今年の営業額が15億Mドルを突破するものと予想している。
CPTのファン・チアンハン社長が21日同社のシャー・アラム工場を視察したリン・リョンシク運輸相を案内した後語ったところによると、生産ライン7本を有する同工場では、月間120万~130万ユニット(M$1.3億-M$1.7億)のブラウン管が製造され、製品の50%は米国、欧州、ブラジル、スペイン、ポーランド、フィリピン、タイ、インドネシア、香港、台湾、中国、インド等に直接輸出されている。残りはマレーシアに製造拠点を有する多国籍企業等に納入されている。
アジア経済危機の影響を受けた地域への輸出が下降、韓国等の同業者との競争も過熱しているが、Mドルの値下がりで、輸出は却って拡大している。米国と欧州の需要は依然堅調で、9月には月間生産量を140万ユニットに拡大する計画だ。目下従業員は4700人を雇用しているが、更に200人以上の増員を予定していると言う。(STAR:8/22)
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