1998-08-24 ArtNo.16211
◆<馬>クダ・セメント、外国投資家物色
【クアラルンプル】マレーシア第2のセメント・メーカー、クダ・セメント・ホールディヌズBhdの主要株主は、世界の主要セメント会社と権益売却交渉を進めている。
多額の負債を抱えたクダ・セメントは、スイスのFinanciere Glarus AG、フランスのLafarge SA、英国のBlue Circle Industries plc、ドイツのHeidelberger Zement AG、メキシコのCemex SA de CVや地元のYTLコープBhdから買収の標的にされており、一部の外国バイヤーはクダ・セメントに20億Mドルの買い値をオファーしているとされる。クダ・セメントのカリド・ガ重役(MD)は21日催された年次総会後、一部の株主が権益売却に応じたとの説に触れ、「株主の判断次第であり、もし妥当な価格なら、あり得ること」と語った。
目下、クダセメントには、HicomホールディングズBhdが36%、Bolton Bhdが29%出資している。1998年3月期の年商は11%増の6億2250万Mドルをマークしたものの、グループ税引き前利益は46%減の6560万Mドルにとどまった。(STAR,NST,BT:8/22)
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