1998-08-22 ArtNo.16201
◆<印度>HAL、軽戦闘機製造で3万クロー売上も:国防省顧問
【バンガロール】ヒンドスタン・エアロノーティクスLtd(HAL)が軽戦闘機(LCA)を製造し、インド空軍に納入するなら、3万クローの売上が見込める。
国防省のアブドゥル・カラム科学顧問が19日当地で催された航空産業関連セミナーの席上語ったところによると、インド空軍は2003-2010年の間にLCA200機以上を導入する。HALがこれらのLCAを製造するなら、国防産業の地元コンテンツは現在の30%から50%にアップする。同コンテンツは2005年までに70%に引き上げられる。
一方、会議の席上代読されたジョージ・フェルナンデス国防相のスピーチによると、国防省はHALがインディアン航空に50人乗り旅客機を納入するのを全面的に支持する。HALは今年初フランス/イタリア・コンソーシアムATRと、国産比率60%の新世代ターボプロップの製造に関する協定を結んだ。HALプロジェクトの採算性はインディアン航空が同航空機を採用するか否かにかかっていると言う。
インディアン航空は当面6機を購入し、その後16機を買い足すオプションを留保するが、同計画にはHALの他、カナダのBombardierが応札している。HALのオファー価格は1機1500万米ドルで、受注の規模により、ディスカウントも認めるとしている。一方、HALはBombardierがダンピング価格をオファーしていると非難している。(ET:8/21)
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