1998-08-22 ArtNo.16194
◆<馬>外国人による地元企業支配権益買収を阻止:首相
【クアラルンプル】マレーシア政府は思い切った措置を採り、国内経済が深刻なスランプに陥ったのに乗じて外国人が地元企業の支配権益を簒奪するのを阻止する。
マハティール首相は20日、マレー請負業者協会の会議の席上、以上の政府姿勢を明らかにした。それによると、外国人は故意にマレーシアの株価を引き下げ、安値で支配権益の買収を図っている。
英国の証券マンSlater Walkerは、こうした略奪者の1人で、外国人らはクアラルンプル証券市場に不利な情報をマスコミを通じて散布し、株価を暴落させようとしている。その意図は明白であり、マレーシアが今日直面する危機の1つである。政府はこうした危機を察知しており、国家経済行動理事会(NEAC)が対応策を練っている。
香港政庁は株式市場に介入し、ロシアは事実上ルーブルを切り下げた。マレーシアも非常手段を採用する可能性を検討しているが、これはマレーシア経済を保護するための措置と言う。(BT,LZ,ST,NST,STAR:8/21)
|
|