1995-05-17 ArtNo.1617
◆スイス企業、<馬>拠点に光ファイバー・コネクター市場開拓
【クアルンプル】スイス企業ダイアモンドSAはマレーシアを橋頭堡に域内の光ファイバー・コネクター市場を開拓する計画だ。
ダイアモンド・ファイバー・オプティック・コネクターズ(M)Sdn Bhd(DFOC)のV.M.Neadu重役(MD)によれば、内径僅か9ミクロンの光ファイバーの接合にはコネクターは不可欠で、光ファイバーを用いるテレコミュニケーション・プロジェクトの15~30%にコネクターが用いられる。Neadu夫妻が30%、ダイアモンドSAが30%、ブミプトラ・パートナーが40%出資するNFOCの新工場は、床面積2万平方フィートで、来年第1四半期に稼働後、中核商品のE-2000プッシュ・プル・コネクター等を国内市場向けに年間30万ピース生産する。当初投資額は2000万Mドルで、向こう3年間にマレーシア市場の30%のシェア獲得を目指す。当面部品はスイスやオーストラリア工場から輸入するが、最終的には現地調達率を100%に高める計画で、テレコム・マレーシアにコネクター取り扱いに関わる訓練を提供することも検討していると言う。(MBT:5/15)
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