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1998-08-20 ArtNo.16165
◆<馬>THテクノロジーズ、KL/KLIA快速列車計画から撤退
【クアラルンプル】THテクノロジーズSdn Bhdはクアラルンプル市内のKLセントラル駅と新クアラルンプル国際空港(KLIA)を結ぶ総コスト21億Mドル、全長57キロのエクスプレス・レール・リンク(ERL)建設事業から撤退するよう政府から指示された。
ルンバガ・タブン・ハジ(巡礼基金)の完全出資子会社THテクノロジーズが18日発表したところによると、同社は今月5日に総理府経済計画局(EPU)から以上の指示を受け、目下同プロジェクトの40%の持分を政府に売却する手続きを進めている。また既にプロジェクトに注入された5000万Mドルの回収問題も関係方面と協議していると言う。
リン・リョンシク運輸相は先週、マラヤ鉄道(KTM)がERLプロジェクトを引き継ぐ可能性を示唆していた。同相によるとKTMは既にクアラルンプルとスルンバン間に複線の電化鉄道を運行させており、ヌグリ・スンビラン州ニライとKLIA間に20キロに満たない新軌道を敷設するだけで済む。またKL/KLIA間の所要時間も当初計画の30分を5分ほど上回るに過ぎないと言う。
ERLスポークスマンは、正式の指示がなされるまで、工事はスケジュール通り続けるとしているが、ERLプロジェクトに40%出資するYTLコーポレーションBhdと20%出資するアブラル・グループのコメントは伝えられていない。(NST:8/19)
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