1998-08-19 ArtNo.16144
◆<星・馬>Simex地域株価指数先物契約が新たな火種に?
【シンガポール】シンガポール国際金融取引所(SIMEX)は17日、地域株価指数先物契約の導入はビジネスのニーズに応えたものに過ぎないとし、マレーシア方面から生じた批判に釈明を試みた。
Simexの声明はマレーシア証券委員会(SC)のムニル・マジッド委員長がSimexダウ・ジョーンズ・マレーシア・ストック・インデックス・フューチャーはクアラルンプル・オプション金融先物取引所(KLOFFE)の総合指数先物契約と競合し、シンガポールとマレーシアの二国間関係を傷つける新たな要因と述べたのに応えたもの。
Simexは9月7日にシンガポール株価指数先物契約を導入するのに引き続いて、10月1日にはマレーシア株価指数先物契約、11月2日にはタイ株価指数先物契約の導入を予定している。
しかしクアラルンプル証取(KLSE)のモハド・アズラン・ハッシム会長は、「KLSEにはSIMEXの挑戦を受けて立つ準備ができている」と述べ、「総じて競争は良いものであり、競争を除去しようと言う試みは正しいアプローチとは思わない」と語っている。(ST,BT:8/18)
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