1998-08-18 ArtNo.16137
◆<馬>トランスウォーター、中核ビジネスに集中し、不況乗り切り
【クアラルンプル】トランスウォーター・コープBhdは、引き続き中核ビジネスに力を集中し、厳しい環境に対応する方針だ。
トランスウォーターのラザリ・イスマイル会長によれば、国内経済の先行き不透明に関わらず、エンジニアリング領域における多様な経験とノーハウを有する同社は引き続き契約を獲得しており、上水/下水/石油・ガス/農業関連の手持ち契約は2億9600万Mドルにのぼる。
1998年2月期の営業額は前年の7926万Mドルから9379万Mドルに拡大したものの、税引き前に1673万Mドルの損失を計上した。前年には380万Mドルの税引き前利益が計上されていた。税引後も225万Mドルの利益から1747万Mドルの損失に後退した。
大部分のエンジニアリング/工業部門子会社の営業額が拡大したにも関わらず、Mドルの軟化、金利の上昇に伴うコスト増や利鞘の縮小を補うことはできなかった。しかし昨年はメガスチール社に対する国内最大の工業用クーリング・タワーの納入据え付けや、プルワジャ・スチール及びMASケータリング・サービシズに対するガス・メーター・システムの納入等、新たな実績も積み、タイ、バングラデシュ、インドネシア等における海外事業も手がけたと言う。(MBT:8/17)
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