1998-08-18 ArtNo.16134
◆<馬>経常収支7年ぶりに黒字、長期資本の流入は75%ダウン
【クアラルンプル】マレーシアの今年第1四半期の経常収支は7年ぶりに66億Mドルの黒字を計上した。
統計局の発表によれば、昨年同期には25億Mドル、昨年第4四半期には19億Mドルの赤字がそれぞれ記録されていた。マレーシアは1992年に経常収支の黒字を記録して以来、その後ずっと赤字が続いていた。
経常収支が黒字に転換した主因は、同期に115億Mドルの貿易収支黒字が記録されたため。同期のサービス収支は40億Mドルの赤字で、昨年同期を27%上回ったが、前四半期を32%下回った。
一方、長期資本の純流入は15億Mドルと、昨年同期比75%ダウン、また前四半期を72%下回った。
この結果、第1四半期の国際収支は依然19億Mドルの赤字にとどまったが、前四半期の28億Mドルの赤字を32%下回っている。(ST,BT:8/17)
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