1998-08-18 ArtNo.16131
◆<馬>Iomega、OEMルート通じ巻き返し目指す
【シンガポール】記憶装置メーカーIomega Corpは相手先商標製造業者(OEM)ルートを通じてアジア太平洋地域におけるシェア拡大を目指す。
主に100MB(メガバイト)のZIPドライブ、1GB(ギガバイト)と2GBのJazドライブ(内蔵型/外付け型)を製造、オーディオ/ビデオ・コンプレッション・カードBuzや40MBのクリック・ドライブの製造も手がけているIomegaは、数ヶ月前に世界的規模で700人(内アジア約25人)を解雇、目下5000人のフル・タイムスタッフを擁する。アジア太平洋地域には2500人が勤務、内1700人がペナン工場に就業している。
今年上半期の同社売上は7億6200万米ドルと、5%拡大したものの、5860万米ドルの純損失を報告した。この内3500万米ドルは組織再編に伴う引当金。第2四半期のアジア太平洋地域の売上は4300万米ドルと4%の落ち込みを見た。市場調査会社IDCによれば、ローエンド・リムーバブル・ハード・ディスクの急成長がIomegaのシェアを食っていると言う。
IomegaシンガポールのBobby Choonavala副社長兼MDによると、同社のアジア太平洋地域における目標はPCへのアタッチ・レートを5%以上に拡大すること。OEMルート開拓に力を入れる同社は、ノン・ブランドPC製造業者への接近も図っている。この他、中国市場の開拓が目指されていると言う。(BT:8/17)
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