1998-08-17 ArtNo.16125
◆<印度>MUL、スズキからの部品仕入れ価格5%アップ
【ニューデリー】Maruti Udyog Ltd(MUL)はスズキに対し、部品仕入れ価格の5%引き上げを認めた。
部品値上げは8月5日に催されたMUL取締役会の当初の議題には含まれていなかったが、MULの齋藤会長が取締役会出席のためインドを訪れた際、スズキ側から提起された。先ず今年4月に遡って4%、また10月からさらに2%の値上げが行われる。
これで1998/99年度のスズキからの部品仕入れコストは5%アップする。スズキ側は8%の値上げを求めたが、交渉の結果5%で合意した。これによりMULは、税等も計算にれれば、32.5クロー負担が増すことになる。
MULはギア・ボックス等の主要コンポーネントを日本から輸入している他、国内で年間3000クローの部品を調達している。
スズキはMULが必要経費をファイナンスする能力を示さぬ限り、ギア・ボックスの生産技術を移転しそうにない。ギア・ボックスのコストは乗用車製造コスト全体の7%を占める。
MULは今月21日にZenのディーゼル・バージョンを発売した後、ジプシー、エスティームのディーゼル・バージョンも市場に投入する計画で、さらに5つのZen新バージョンも紹介する計画だ。
MUL代表団は今月第3週に訪日、スズキの既存モデルの中から向こう2年間にインド市場に投入するモデルを選択する。次期MUL取締役会は浜松のスズキ本社で8月26日に開かれると言う。(THBL:8/15)
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