1995-05-17 ArtNo.1611
◆<星>SIAのインド航空合弁事業挫折?
【ニューデリー】インド政府はシンガポール航空(SIA)とインドのタタ・グループの6億米ドル民間航空合弁計画を棄却した。
インドのグラム・ナビ・アザド民間航空観光相がエコノミック・タイムズ紙に語ったところよれば、この種の大型プロジェクトに応じるインフラが存在しないことが、合弁事業棄却の理由で、仮にインフラ開発が進展しないなら、今後も承認される可能性はないと言う。SIAはインド第2のコングロマリット、タタ・グループとインド国内の13路線を運航する航空会社を新設するはずだったが、搖籃期のインド民間航空業界の他、インド航空も同プロジェクトに反対を表明していた。しかしタタ・スポークスマンは未だ政府から何の通知も受けていないとするとともに、エコノミック・タイムズの報道が事実なら、インド経済の自由化や外国投資誘致政策に心理的な打撃を及ぼさざるを得ないとコメントした。(ST,BT,LZ:5/16)
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