SEAnews 1998-08-14 ArtNo.16083

【シンガポール】シンガポールのゴー・チョクトン首相は12日、アジア経済危機の打撃を受けた域内経済の回復を加速する上から、ＡＳＥＡＮ自由貿易地区(AFTA)の目標を早期に実現することを提案した。
この日、イスタナで催されたラオスのシサワット・ケオブンパン首相の歓迎宴の席上、ゴー首相が語ったところによると、経済危機は域内の政治的／経済的紐帯を弛緩させ、国際的信望を低下させた。しかしＡＳＥＡＮ諸国に固有な強靱さをもってすれば、災いを転じて福と成すことも可能で、困難を克服する過程で、域内諸国はより強固な経済的／法的フレームワークを構築できる。
シンガポール、インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシア、ブルネイは2003年、ベトナムは2006年、ミャンマーとラオスは2008年までに、それぞれＡＦＴＡの目標を達成することになっているが、期日を繰り上げてＡＦＴＡを実現するなら、国際投資家にＡＳＥＡＮの市場開放の強力なシグナルを発信できると言う。(ST:8/13)