1998-08-13 ArtNo.16082
◆<印度>エスコーツ、カヤバ等海外企業との技術提携拡大
【ニューデリー】地場トラクター大手のEscorts Ltdは自動車用ショック・アブソーバーの製造でカヤバ工業と手を結んだ他、海外企業との技術提携を積極化している。
エスコーツの年次報告書によれば、カヤバとは次世代車両に照準を合わせた、長期的協力を組む計画で、製品は国内と海外市場双方をターゲットにしている。エスコーツはブラジル企業Cofapともショックアブソーバーの製造に関わる合弁交渉を進めてきたが、こちらはまだ実を結んでいない。
トラクター/農業ビジネス領域では、トルコのTrackson及びポーランド企業と製造/マーケッティング領域における合弁契約を結んだ。
エスコーツの鉄道車両部品部門は、オーストラリア企業と鉄道車両連結システムに関わる技術協力協定を、スペイン企業ICERとはブレーキ用合成素材の製造協定を、それぞれ結んでおり。後者に関しては今年10月から商業生産が開始される。
エスコーツは昨年イタリヤのCarraro SPAと、大型トラクター用トランスミッションの製造を手がける合弁会社Carraroインディアを設立した。プーナ近郊Ranjangaonに建設中の新工場は1999年2月に稼働する予定だ。同工場に隣接して設けられた200クローの新トラクター工場は1999年半ばに製品を出荷できる見通しで、これにより同社のトラクター年産能力は1万8000台に達する。(THBL:8/12)
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