SEAnews 1998-08-13 ArtNo.16073

【クアラルンプル】ディジタル・イクウィプメントの買収によりコンパック・コンピューターとオラクル・コーポレーションとの提携は、一層強化される。
コンパック・コンピューター(M)Sdn Bhdのマーケッティング担当取締役、チアム・タットイン氏が11日催されたオラクル・システムズ(M)Sdn Bhdとの共同記者会の席上語ったところによると、マレーシア・サイドでは、コンパックはディジタル・マレーシアの経験、ノーハウを吸収し、例えばユニックス、ウィンドウズＮＴ、エンタープライズ・ソルーション・プラットフォーム等、より幅広い製品・サービスを銀行、ヘルスケア、テレコミュニケーション領域の顧客に提供していく。
コンパックとオラクルの協力に、ディジタルが加わったことにより、一層強力な情報技術(IT)パワー・ハウスとして市場シェアを拡大できる見通しだ。ディジタルの合併プロセスは今月末には完了、これに伴いマレーシアのスタッフは350人に拡大するが、最終的に10％ほどの人員が整理される。
今年はリセッションの影響で売り上げの縮小が見込まれるが、市場におけるリーダーシップは維持されると言う。
一方、オラクルのスティーブン・ファリーズ取締役(東南ｱｼﾞｱ製品計画/販売担当)によると、昨年同社はウィンドウズＮＴ市場において41.5％のシェアを占め、マイクロソフトの38.8％を陵駕(市場調査会社ﾃﾞｰﾀｸｴｽﾄ報告)、トップの座を守ったと言う。(NST8/12)