1998-08-13 ArtNo.16070
◆<星・印尼>ガス供給計画、順調に進捗:スンブガス
【シンガポール】全長640キロの海底パイプラインを敷設し、インドネシアの西ナトゥナ諸島沖合からシンガポールに天然ガスを供給する計画は、建設面でも金融面でも順調に進捗しており、2001年には予定通りガスの供給が開始される見通しだ。
ストラテジスト・オイル・レポートの最近の報道に触れ、SembGasコンソーシアムを率いるスンバワン・エンジニアリング・アンド・コンストラクション(Sembec)のタン・キンフェイ副社長は、以上の消息を確認した。ストラテジスト・オイル・レポートはインドネシアの政治/経済不安から関係プロジェクトがスケジュール通り完成する可能性は薄いと報じていた。。
タン氏によると、パイプラインの建設工事入札は既に募集されており、8月末乃至9月初めに落札者が決まる。これを受けてシンガポール・コンソーシアム、インドネシアの国営石油会社プルタミナ、ガス田開発業者によるガス供給協定(GSA)も10月か11月に調印される。
ガス田の開発を手がける英国プレミア・オイル、米国のガルフ・リソーシズ及びコノコは、ガス集積プラント建設費5億米ドル、パイプライン敷設費5億米ドルを含む、主要コストの前払いに応じ、コノコはパイプライン用鋼管の製造キャパシティーを既に確保していると言う。(BT:8/12)
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