1995-05-16 ArtNo.1605
◆<印尼>IPTN、米国アラバマ州に小型機合弁製造工場建設
【ジャカルタ】インドネシアの航空機製造会社IPTNは米国アラバマ州モービルに70人乗りの新型航空機N-250の製造工場を設けることを決定した。
IPTNを率いるハビビエ科学技術担当国務相がレパブリカに語ったところによれば、スハルト大統領は最近候補地とされた米国6州26都市の中からモービルを選択することを認めた。これはアラバマ州政府が、低コストの土地、良好なインフラ、低利融資、耐久飛行性認定取得、販促等の面で好条件を提示したためとされる。合弁会社アメリカン・リージョナル・インダストリーにはインドネシア側が40%出資、パートナーは未定だ。業界アナリストによれば、2000年以降20年間に世界各国で2400機の小型機の需要が見込めるが、内3分の1は米国/カナダ/メキシコにおけるもので、IPTNは米国に製造拠点を設けることにより、こうした広大な市場に容易にアクセスできると言う。(ST,LZ:5/15)
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