1998-08-11 ArtNo.16049
◆<印度>首相諮問委員会、ITハードウェア報告書準備
【ニューデリー】情報技術(IT)/ソフトウェア開発に関する首相諮問委員会はハードウェア産業に照準を合わせた第2の報告書を作成する方針だ。
首相諮問委員会の共同議長を務めるM.G.Menon教授が先週金曜(8/7)催された製造業者協会-情報技術(MAIT)第16回年次会議の席上明らかにしたところによると、諮問委員会の第1報告書はハードウェア産業をほとんど無視した内容になっており、既にハードウェア問題を担当する専門部会が組織されている。
第2報告書は金融便宜、関税/消費税手続きの合理化が重点とされる。インドのIT部門はこれまでソフトウェアに傾斜してきた感があり、またソフトウェア輸出の先行きは明るいものの、依然としてロー・グレードのソフトウェアが中心になっている。
メノン教授は、インドを世界一のITデザイン・センターにすると言うMAIT会議のテーマに触れ、単なるアウトソーシング・センターの域を乗り越える意味からも、製造業センターとしての地歩を同時に強化する必要性を指摘した。(THBL:8/8)
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