1995-05-16 ArtNo.1604
◆<馬>12業種、今年は11.2%の増収予想
【クアラルンプル】国内主要12業種の220社は今年、昨年の1301億Mドルを11.2%(M$146億)上回る売上を見込んでいる。
統計局の“1995年上半期の法人企業業況見通し”によれば、今年上半期については12業種中7業種が昨年同期を上回る売上を予想、残りの5業種が売上の下降を予想した。結局全体として昨年同期の686億8000万Mドルを4.3%(M$29.4億)上回る売上が予想された。今年通年の売上については、保険、不動産、専門サービスを除き、他業種はいずれも昨年を上回る売上を予想した。最も高い売上の伸びを予想したのは建設業の33.9%、以下運輸15.4%、小売り14.1%、卸売り13%、製造10.9%、銀行/その他の金融機関8.7%と続く。製造業16業種について見ると、電機/電器が最高の14.5%の伸びを予想した。 上半期の資本支出については、昨年同期比12%(M$6.534億)増の61億2000万Mドルが見込まれ、新規機械設備投資が14.9%、運輸機器投資が21.8%の増加が見込まれているのに対し、建物やその他の構造物への投資は11.5%の下降が予想されている。雇用は3%増の33万7068人が見込まれ、製造業部門では4849人の新規雇用が予想されている。 総売り上げの66.5%を占める121社が今年は営業を阻害する要因は何等認められないと回答した反面、他の企業は労働力不足/高い転職率、悪天候(天然ゴム/油椰子農園)、競争激化(運輸/建設)等に伴う経営困難を予想した。(NST,MBT,ST:5/13)
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