SEAnews 1998-08-08 ArtNo.16033

【ニューデリー】Maruti Udyog Ltd(MUL)取締役会は水曜の会議でJagdish Khattar氏を政府側を代表するジョイント・マネージング・ディレクター(JMD)に任命、A R Halasyam財務担当取締役のＪＭＤ就任要求を棄却した。
Khattar氏は政府側代表だが、スズキの強力な支持を得ている。これに対してHalasyam氏はRSSLN Bhaskarudu現ＭＤの就任当初、次期ＪＭＤのポストを約束されていた。同氏はインド政府とスズキの紛争に際して、政府側の利益を擁護した功労者だが、インド政府が最近スズキと廷外和解した際、ＪＭＤのポストは来年ＭＤに就任するKhattar氏にオファーされることになった。Halasyam氏は年功序列から言って次期ＪＭＤのポストは同氏が務めるべきであると、政府に抗議したが、その努力は実らなかったようだ。
Khattar氏のＪＭＤ就任により、バスカルドゥ現ＭＤは、ＭＵＬのキー・ファンクションへのアクセスをほぼ完全に断たれ、孤立無援の状況に置かれることになる。
Khattar氏はＪＭＤ就任に伴い、材料部門を担当することになるが、セールス／マーケッティング部門は既にスズキ側代表のSenga氏が、またもう1人のスズキ側取締役K.Kumar氏が生産部門を、それぞれ担当している。(ET:8/7)