SEAnews 1998-08-08 ArtNo.16032

【クアラルンプル】マレーシアの貿易収支は6月には昨年同月の27億9900万Ｍドルの赤字とは対照的な60億4700万Ｍドルの過去最高の黒字をマークした。
統計局が6日発表したところによれば、6月には輸出が43％拡大したのに対して、輸入は8.9％の落ち込みを見た。6月の黒字は5月のそれを上回っている。
これにより今年上半期の貿易収支は221億Ｍドルの黒字を記録、昨年同期の28億Ｍドルの赤字から飛躍的改善を見た。マレーシアの貿易収支は1997年11月以来、過去8カ月にわたり連続して黒字を記録している。今年上半期の輸出は40.9％増の1386億4800万Ｍドルに達したのに対し、輸入は15.2％増の1165億3300万Ｍドルにとどまった。
電気／電子製品輸出は45.8％増の717億Ｍドルで、輸出総額の51.7％を占めた。第2の輸出品パーム油は69.7％増の79億Ｍドルで、輸出総額の5.7％、液化天然ガス(LNG)輸出は35.6％増の44億Ｍドルで、輸出総額の3.2％、原油輸出は16.3％増の39億Ｍドルで、総輸出額の2.8％を占めた。
また今年上半期の中間財輸入は811億Ｍドルと、総輸入の69.6％を占めた。昨年同期は154億Ｍドル／23.5％だった。
資本財輸入は196億Ｍドルで輸入全体の16.8％、消費財輸入は65億Ｍドルで、同上5.6％を、それぞれ占めた。(NST,MBT,STAR,LZ:8/7)