1998-08-08 ArtNo.16025
◆<星>SPH、ROE/流動性の改善目指し10%減資
【シンガポール】シンガポール・プレス・ホールディングス(SPH)は6日、自己資本の利回り(ROE)を高め、株式の流動性を高めることを目指し、シンガポールの上場企業としては初めて10%の資本縮小計画を発表した。
資本の縮小によりROEは10.6%から12.8%に上昇(5月末までの9カ月間の数字に基づく)、証券業界筋は、今回の発表を「グッド・ニュース」と、好感している。同計画はシンガポール証取(SES)、株主、高等裁判所の承認を待って実行される。
例えば標準ロットの1000株を所有する株主は100株を取り消され、900株となり、1220Sドルの補償金を受け取る。同補償の基準となる1株12.20Sドルは8月1日から5日までのSPH株の平均価格。SPHはおよそ5億Sドルの補償金を株主に支払うことになる。SPHは新たに導入される100株の小ロット取引をSESに申請している。(ST,BT,LZ:8/7)
|