1998-08-07 ArtNo.16010
◆<星>ナトゥナ・ガス輸入計画順調に進捗:スンバワン幹部
【シンガポール】スンバワンのチョン・クイワー重役(ED)は5日、インドネシア領西ナツナからパイプラインで天然ガスを輸入するプロジェクトは順調に進んでおり、プルタミナがナツナ・ガス・プロジェクトを延期するとの先月末のブルームバーグの報道は東ナツナ天然ガス田(エクソン、モービルが開発)について伝えたものと語った。
チョン氏によれば、ブルームバーグの報道は、一部に誤解を生じさせたが、東ナツナ・ガス田と西ナツナ・ガス田(英プレミア・オイルと米のガルフ・リソーシズ、コノコが開発)は400キロも離れた全く別のプロジェクトである。
スンバワン・エンジニアリング&コンストラクション、トゥアス・パワー、EDBインターナショナル、ベルギーのトラクテベルから成る連合体のスンバワン・ガスは、先月、プルタミナとの間で22年契約(80億米ドル/日量3億2500万立方フィート)の最終合意に達した。これにより2001年4月から480キロの海底パイプラインを通じてジュロン・アイランドに天然ガスが供給される。
一方、ジュロン・アイランドに発電所を建設、トゥアス・パワーへの資本参加も計画しているスンバワンは、将来のライバル、シンガポール・パワーとも天然ガス供給交渉を進めていると言う。(BT:8/6)
|