1998-08-06 ArtNo.16004
◆<印度>中央銀行、ソフト会社運転資本融資ガイドライン立案
【カルカッタ】インド中央銀行(RBI)はソフトウェア・プロジェクトに対する500万ルピー以下の運転資金融資に際して銀行界に抵当を求めぬことを勧告するガイドラインを立案している。
ソフトウェア・サービス企業全国協会(NASSCOM)のデワン・メタ常務理事(ED)が4日記者会見したところによると、中央銀行は情報技術(IT)ソフトウェア開発に関わる専門委員会の提案に基づき8月15日までに関係ガイドラインを発表する。
当該専門委員会のメンバーでもあるデワン氏によれば、中央銀行は、ソフトウェア会社が抵当を設定できない場合も、他の条件が満たされれば、運転資金の融資に応じるよう銀行界に勧告することを認めた。しかし運転資金の額が500万ルピーを超える際は担保が要求される。目下、ソフトウェア業界は400クローの運転資金を必要としており、同額は2000年までに1200クローに達する見通しと言う。(TH:8/5)
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