1998-08-06 ArtNo.15998
◆<馬>首相、国民に第2次独立闘争呼びかけ
【ジョーホール・バル】マハティール首相は4日、外国勢力は経済危機を利用してマレーシアを再度植民地化しようとしているとしており、マレーシア国民は1957年の独立以来2度目の独立闘争を強いられていると指摘した。
この日ジョホール・バル市の体育館で催された集会の席上、首相が語ったところによれば、政府は経済危機克服のため海外における起債を計画したが、その矢先に国際信用格付け会社はマレーシアの信用等級を2ランク引き下げた。このためマレーシアは海外起債計画を見合わせざるを得なくなった。これらの外国勢力はマレーシアが銀行や法人から資金を調達するのを阻止し、マレーシア経済を崩壊させようとしている。
マレーシア政府は、まだこうした外国勢力の妨害を克服する方策を見出していないが、国民の支持さえ得られれば、政府は必ず対策を講じることができる。国民は外国勢力の影響を受けることなく、政府と協力して難関を克服せねばならない。外国勢力はより良い政府に転換することを望んでいる訳ではなく、マレーシアを混乱させ、再植民地化を図っているに過ぎないと言う。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:8/5)
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