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1998-08-06 ArtNo.15995
◆<星>内務省、鉄道通関施設移転巡るマレーシアの非難に反駁
【シンガポール】シンガポール内務省は4日、マラヤ鉄道(KTM Bhd)通関/移民/検疫施設のウッドランズへの移転に対するマレーシア側の非難に反論する声明を発表した。
内務省スポークスマンは、「全ての責任をシンガポールに押しつけるのは、マレーシア政界リーダーの多年にわたる一環した姿勢で、目新しいものではない」とするとともに、「シンガポールが全ての事実を公開したにも関わらず、依然として根拠のない非難を繰り返すのは、全く事実を理解していないか、故意に事実に目を背けていると解釈する他ない」指摘した。同スポークスマンはさらに以下の諸点に関して逐次マレーシア側の主張に反駁を加えた。
1)『シンガポールはマレーシアが経済危機に直面している時期を選んで、通関/移民/検疫施設をウッドランズに移転した。』
シンガポールは1989年にこれらの施設をウッドランズに移転する計画をマレーシア側に通知、1992年には関係施設の設計図も示し、マレーシア側官員及びKTM代表と技術問題の協議を開始した。1996年10月から1998年3月の間にシンガポールはマレーシア側と9回にわたり会談しており、この間マレーシア側はシンガポール側のウッドランズ鉄道チェックポイント建設に協力してきた。
KTMはウッドランズに停車するため、列車の運行計画に調整を加えることを約束した。ウッドランズ鉄道チェック・ポイント自体、シンガポール側がKTMの所有地をリースして設けたものである。
マレーシア側は1993年には、シンガポール側とともにその通関/移民/検疫施設をウッドランズに移転することに同意したが、1997年になって移転せぬ方針を決めた。
2)『通関/移民/検疫施設の移転問題におけるシンガポール側の態度は傲慢で、感受性に欠ける。』
ウッドランズ鉄道チェックポイントはシンガポールの国土に設けられたもので、シンガポールはその通関/移民/検疫施設を国土の如何なる場所にも設ける権利を有する。従ってこの点に関しては傲慢や感受性の無さを非難される言われはない。
通関/移民施設を国境付近に設けるのは国際慣例であり、密輸や麻薬販売を防止する上からも必要な措置である。1997年になって突然ウッドランズへの移転を拒絶した上、法的根拠もなくタンジョン・パガルに居座ることを決めたマレーシア側こそ、傲慢で感受性に欠けるのではないか。
3)『通関/移民/検疫施設の移転は、シンガポールがKTM所有地を取り戻す前奏。』
通関/移民/検疫施設の移転と、KTM所有地や鉄道駅の法的地位とは全く関係がなく、この事はシンガポール外相が何度も声明している。
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