1998-08-05 ArtNo.15979
◆<星・印尼>コンソーシアム、ビンタン島リゾート事業販促
【シンガポール】インドネシア領ビンタン島における2万3000haのビンタン・リゾートの開発を手がけるシンガポール/インドネシア企業コンソーシアムは3日、中小投資家もターゲットにした複合開発計画を発表した。
この日発表されたLagoi Bayプロジェクトは1300haの土地を0.1~6haの小区画に分け、向こう15~20年間に25億Sドルの投資誘致を目指している。開発項目にはタウン・センター、6000ユニットのコンドミニアム/ビラ、5000室のハイエンド・ブティック・ホテル、マリーナ、ゴルフ・コース、果樹園、グリーン・ベルトが含まれる。
ビンタンリゾート・マネージメント(BRM)のチン・チョーユン重役(CEO)によると、ハワイのワイキキやバリのクタ・ビーチのようなツーリスト・ハブが創出される。
シンガポールの政府系企業シンガポール・テクノロジーズ・インダストリアル・コーポレーションとインドネシアのサリム・グループに率いられるコンソーシアムにより設立されたBRMは目下、多国籍企業を初めとする内外の投資家と商談を進めている。これまでに6000haが開発されたものの、開発のテンポは鈍化している。
ビンタン島のリゾート業者6社は来週火曜から1カ月ホテル客室や飲食費のディスカウントを目玉にプロモーションを展開する。今年初6カ月間に同島を訪れた旅行者は9万8570人と、昨年同期の8万2000人を20%上回ったが、依然として低水準で、バヤン・トゥリー・ホテルの稼働率は60%、ソウル・エリートは30%に過ぎない。しかし地中海クラブ・ホテルは過去2カ月100%の稼働率を維持していると言う。(ST,BT,LZ:8/4)
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