1998-08-04 ArtNo.15973
◆<印度>スクーターを多目的車販促の景品に:自動車販売競争熾烈
【ムンバイ】マヒンドラ&マヒンドラ(M&M)は多目的車ボイジャー購入者にスクーターを、Maruti Udyog Ltd(MUL)はZen購入者にソニー・ディスクマンもしくはBPL3イン1、エスティーム購入者にはポラロイド・エスティームカム、まったエスティームを即金で購入する者には30グラムのゴールド・ビスケットを進呈している。
市場には明らかにより多くの乗用車や多目的車が存在し、数少ないバイヤーの奪い合いが生じている。ディーラーらはエアコン、パワー・ステアリング、モービル・フォーン等のアクセサリーを準備、顧客の好みに応じて無料で取り付けを引き受けている。例えばUnoディーラーは、Unoガソリン車のバイヤーには、2万6000ルピー相当のアクセサリーの取り付けか、1万2000ルピーの値引きをオファーしている。同スキームは7月31日に締め切られるはずだったが、恐らく延長されたものと見られる。
Daewooディーラーは目下6000~7000ルピーの値引きをオファーしているが、13万ルピーの値下げ以前には、最大7万ルピーのディスカウントを行っていた。
MULのディラーVitesseはシティコープと提携し、全てのMULモデルにローン・パッケージを設けるとともに、アカイ・ホーム・シアター・システムからウィンドウ・エアコンに至るあらゆる家庭用品をオファーしている。
こうした販促活動は今後も持続する見通しで、一部のアナリストは恒久的な活動として定着するものと予想している。(ET:8/3)
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